お役立ちコラム

RPAによる自動化で面倒な作業とうっかりミスを削減

出社から定時まで、あなたはどのくらいの時間Excelや業務ソフトなどを使っていますか?誰でもできそうな入力作業ばかりしている人はいませんか? そしてその仕事は生産性が高いと言えますか? 企業は生産性を高め業績を伸ばすことを目標としていますが、よく見ると「作業の繰り返し」に満ち溢れています。
複数ファイルからのデータ加工や単純なコピペの繰り返し、ネット上からのデータ収集や定型作業、ファイル形式の変換や格納などの定型作業、など単純な繰り返しの手作業は実に多く、多額の人件費がかかってしまうだけでなく、人がやるとどうしてもミスが発生し、そのミスがクレームにつながり、悪循環を生みだしている場合もあります。
そんな悩みを抱えている企業の方は、RPAの活用を検討してみてはいかがでしょうか?

RPAとは

RPAとは「Robotic Process Automation」の頭文字で、ソフトウェアロボットによる業務自動化の取り組みを表す言葉です。Digital labor(デジタル労働者)とも呼ばれます。
従来は人の手で行ってきた作業・業務を、ロボットに対する指示などで記録させ業務を代行させることで業務の自動化を実現します。
自社業務に合わせた特注ソフトウェアの開発費用や、人海戦術での人件費より低いコストで導入することが可能だと言われています。
現在、様々なRPAが発表され使われるようになってきました。誰でもできそうだけれど手間がかかる業務が得意で、人間と違い24時間動くことができ、見落としなどのミスも無く、業務のスピードアップと品質向上を両立することができます。

 

主にこんなことができます。

  1. キーボードやマウスの操作を自動化できる
  2. 画面の文字や画像を判別できる
  3. アプリケーションを起動・終了できる
  4. 決められた日時に実行できる
  5. 決められた手順通り動作ができる
  6. 異なるソフトウェア間でデータの受け渡しができる
  7. エラー処理などの条件分岐処理ができる
  8. 複数PCの制御ができる
  9. 動作をカスタマイズでき、業務の手順変更に柔軟に対応できる
  10. 遠隔操作できる

 

導入の課題

RPAは既に金融、製造、商社、広告、電力など様々な分野の企業が導入し活用を開始しています。しかし、まだ認知度が低い事や利用費用が高額なものが多いことなどから、中小企業での活用はあまり進んでいないと言えます。

 

RPA一覧01

(ITPro「http://itpro.nikkeibp.co.jp/」より引用)

 

また、中には高度なプログラミング技術を有していないとロボットへの指示が作れないものもあります。そのような場合、ロボット作成はベンダーに有償で依頼することがほとんどで、さらに費用がかかる形になっています。現状ではこのような課題があり、中小企業での導入は「これから」といった感じもあります。

業務フローを変えなくても効率化できてしまう

効率化のために業務フローを見直して・・・ということをよく行いますが、RPAによる自動化によって業務フローを変えなくても効率化ができてしまう場合はあり得ます。それは、人が繰り返し行っている非効率な(単純な)作業をロボットに代行させ、人より早く、人より正確に行わせることができるからです。

中小企業の方からよく聞く悩みと、RPAを導入後に予想される効果を並べてみました。

 

単純作業で人員を配置していて人件費がかさんでいる
→ ロボットが人の作業を代行し人件費を削減

 

手作業のミスが多くクレームにつながっている
→ ミスが無くなり顧客満足度が向上

 

手順が決まっている作業で手間がかかると感じることが多い
→ 人からの指示で動く「半自動」のロボットが、必要なタイミングだけ代行

 

変化があったところだけデータを集めたい
→ ロボットが変化を見つけデータを収集

 

決まった時間に作業を行いたい
→ ロボットが指示された時間に作業を代行

 

24時間見張っていなければならない
→ ロボットが24時間監視

 

このような悩みを持ち、改善を検討している企業の方は自動化による改善を検討してみるのもひとつの手だと思います。

まとめ

RPAは、単に人件費を削減するため、ということだけではなく、ミスをなくすことで顧客満足度を上げ業績を伸ばすために使う、社内の人材を有効に使うために使う、というような検討をしてみてはいかがでしょうか?
また、RPAは今後さらに発展する技術のひとつで、発展段階をAIなどとの関連を含めた3つの段階に分けて表現されており、現在は1段階目で、これから更に成長する分野だと言われています。非定型の業務への対応やディープラーニングによる判断など、人に代わって様々な業務をこなす夢のような技術に発展するはずです。発展に伴い、また機会があればご紹介させて頂ければと思います。

執筆者

namiki

並木 博(なみき ひろし)

一般社団法人 千葉IT経営センター 登録コンサルタント

なみきIT経営支援オフィス 代表

2013年ITコーディネータ認定(認定番号0103682012C)

 

大手電機メーカー系列会社、放送機器メーカーにPG/SEとして勤務し、官公庁や放送局などの数多くのシステム開発に携わる。その後、ネット通販会社に勤務。販売に関わる全ての業務責任者を兼任し売り上げを入社時の約20倍まで伸ばす。千葉県内の商工会にIT推進員、経営再建支援相談員として勤務し東日本大震災後の中小企業を支援する。現在、東京都や千葉県の小規模事業者を中心に中小企業を支援中。

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