ICT活用実践企業紹介

音声システムを利用した出荷作業の効率化事例

株式会社ビーイングホールディングス 様

石川県金沢市に本社を置く総合物流輸送企業グループである株式会社ビーイングホールディングスは、主に食品を取り扱う物流センターのピッキング作業に音声システムを導入し、成果をあげている。

img04

音声システムの導入に取り組むことになったきっかけ

食品を扱う物流センター運営の企画時に、出荷量が1日に、ピース(バラ)での出荷が3,000オリコン(※)以上になるとの試算結果が出ていた。(※折り畳みできるコンテナ)
この出荷数量に対応するため、どのような出荷方法を選択するかを悩んでいたときに、同社専務が音声の指示でピッキングができるシステムがあるとの情報を得て、センター立上げメンバーに紹介したところ、全員が大きな興味を抱いたことから始まった。
img01

作業時に両手が使えることの利点

ピース(バラ)での出荷は、ケース単位での出荷に比べ、手間のかかる出荷である。
これまで取り組んできた物流センターのピッキング作業では、ピッキングリストやハンディーターミナルを利用してきた。これらの作業では、「目」で作業指示を見て、目的の場所まで歩き、「目」で商品を見て、「手」で商品を取り、結果を入力する。作業中にも片手はふさがることが多い。
作業指示と結果応答に音声を使用することで、

  • 作業に両手が使えるようになること → 商品ピック作業への集中→ 作業品質向上
  • 入力と確認に手(端末入力、手書き)を使わないこと  → 作業時間の短縮→ 高い生産性

を期待し、音声システムのテストを実施。

img02

テスト実施後、イメージ通りのシステムであり、悩んでいた出荷作業を実現できる手応えを得たこと、北陸で音声を使用している事例が極めて少ないので取組みたいと言う思いから、音声システムの導入に踏み切った。

音声システムを導入して

出荷作業の生産性は、早い段階で安定し、想定した出荷量に対応できた。
音声でのやり取りだけなので、作業員の習熟スピードは思ったより早かったことは大きな成果と言える。

img03
今後、より優れた生産性を実現するための音声フロー等の見直しや音声認識精度、また出荷精度・処理できる数量の向上に取り組んでいきたい。
現在ピース(バラ)出荷でのみ、音声システムを使用しているが、他の作業で使用することや他のセンターでも導入が出来ないかを考えているところだ。

株式会社ビーイングホールディングス 様

matsunaga
松永 菜穂子(まつなが なほこ)
株式会社インサイトアイ 代表
http://insight-eye.com/
ITコーディネータとして中小企業におけるIT利活用の支援に取り組む。SEとしてIT構築を長く手掛け、IT導入を進める様々なユーザー企業と接してきた経験を糧に基幹業務システム構築からWebサイトの具体的な制作や利活用支援を行っている。

ICT活用実践企業紹介の
トップへ

ページの先頭へ