ICT活用企業紹介

ITを活用した受発注システムの導入により売上アップに成功

株式会社今野製作所

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代表取締役社長 今野 浩好 氏
足立区に本社を置く、今野製作所は油圧機器製造や板金加工事業・福祉機器の製品開発等幅広く事業を展開している。当社ブランドの重量機械設置用油圧ジャッキは、国内ユーザーシェア70%を有しており隠れたトップシェア企業でもある。

 

 

 

 

リーマンショックをきっかけに本格的なIT導入を決意

昭和36年に創業、業歴も長く安定した売上を計上していたが、平成21年度は平成20年に発生したリーマンショックの影響を受け、売上が対前期比45%と大きく落ち込んでしまった。

リーマンショック後も受注が思うように回復する目途が立たないため、会社の存続・発展を目指すべく、競合の少ない受注設計生産品の取扱いに注力する事を決意。受注設計生産品は顧客の要求に応じて製品設計・生産を行うため手間と時間を要し、小ロット・リピート率も低い事から同業者はあまり手掛けない分野だ。しかし、今野製作所は業務プロセスを円滑に連鎖する仕組みを構築すれば対応は可能と判断。早速、業務プロセスの見直しを始めた。

業務プロセスの見直しを図った結果、受注を受けてからの設計~材料仕入~生産~出荷まで部署間の情報及びデータの連携がうまく取れていない事が判明。当時は業況も芳しくなく、費用もあまり多くかける事は困難であるため社内の情報連携は安価な汎用クラウドシステム、受発注システムについても安価で、自社でも構築ができる簡単なシステムを導入する事にした。

 

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    設計作業の様子。若手社員も積極的に社内ITシステムの構築に関わっている

 

 

システム導入後の効果

システム導入後、徐々に売上が回復し平成26/27年度はリーマンショック前と同等の売上を計上する事に成功した。また、業務の効率化も格段に向上。システム導入前は、受注を受けてから完成させるまで3週間かかる商品を現在は1週間で対応する事が可能となった。

 

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  作業場の様子。受注設計生産品は細かい作業が求められるため手作業による作業も少なくない

 

 

今後の展開

 

今野製作所は、更なる業務の効率化を図るべく現在見積もりの計算システム導入に着手中。見積もりの発行は経験を基に作成を行っているため、属人的且つ時間を要す作業の一つだが、今後は見積書をデータベース化し、必要な材料・作業を入力する事で見積もりが発行できるシステムを導入する予定だ。

会社URL:http://eagle-jack.jp/