お役立ちコラム

リアルタイム化する「ペンギンアップデート」とその対策

ペンギンアップデート

ペンギンアップデートってなに?

あなたは「ペンギンアップデート」を知っているだろうか?
Googleが不正な被リンク対策を行っているサイトをチェックし検索順位を調整するアルゴリズムの名称である。
2012年から現在までペンギンアップデートは3.0となっているが、2014/10/17の3.0へのアップデート以降、2015年はアップデート無しの状況であった。

 

ペンギンアップデート1.0:2012/4/24・・・約3.1%の検索結果に影響
ペンギンアップデート1.1:2012/5/25・・・0.1%以下の検索結果に影響
ペンギンアップデート1.2:2012/10/5・・・約0.3%の検索結果に影響
ペンギンアップデート2.0:2013/5/22・・・2.3%の検索結果に影響
ペンギンアップデート2.1:2013/10/4・・・約1%の検索結果に影響
ペンギンアップデート3.0:2014/10/17・・・1%未満の検索結果に影響

ペンギンアップデートへの対策

このペンギンアップデートの登場で、これまで外部SEOと呼ばれていたSEO業者などが販売していた外部リンク対策の有効性は失われることになり、悪質な場合はペナルティで圏外へ飛ばされることになった。俗に言う「ブラックハットSEO」としてGoogleが認識したのである。

 

GoogleはブラックハットSEOを行っているサイトの検索順位を下げ、ホワイトハットSEOを行っているサイトの検索順位を上げることを目的としている。

 

Googleの『品質に関するガイドライン』(※1)に違反する過度なSEOを行っているサイトが検索上位にならないようなアルゴリズムの組み方をしている。

 

ガイドラインに違反する過度なSEOに関してもガイドラインに記載があるので、以下に要約してみた。分かりづらい表現をなるべく分かりやすく記載したので、ご覧頂きたい。

 

▼自動的に生成されたコンテンツ
無料ブログ等に大量の記事を自動作成するツールなどを使って自動投稿し、そこから意図的にリンクを貼る様な手法
▼リンク プログラムへの参加
大量の中小検索エンジンや質の低いディレクトリサイトやブックマークサイトに登録するなどの自作自演の被リンク
▼オリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったく存在しないページの作成
語数は多くてもオリジナルのコンテンツがほとんどまたはまったくないページを作成して、ユーザーの関心を引こうとする
▼クローキング
検索順位をあげるためにクローラーが見るページに、不自然なほど多くのキーワードを詰め込むという手法
▼不正なリダイレクト
クローキングと似たことを行おうとして、クローラーが読み込むページと異なるページをユーザーに表示すること。例えば、あるページが上位表示されたら、検索ユーザーだけ縦長のランディングページに自動でリダイレクトするように変えるというような使い方。
▼隠しテキストや隠しリンク
過剰に多くのリンクを張り、それらのリンクテキストには、白の背景に白のテキストを使ったり、フォントサイズを0にするなどしてクローラーだけが認識できるようにすること。
▼誘導ページ
特定の地域や都市を対象としたドメイン名やページを複数持ち、それらのドメインから 1 つのページにユーザーを誘導する様な手法
▼コンテンツの無断複製
他のサイトのコンテンツをコピーし、(語句を類義語に置き換えたり自動化された手法を使用したりして)若干の修正を加えた上で転載しているサイト
▼十分な付加価値のないアフィリエイト サイト
アフェリエイト目的のサイトは、他のサイトのコンテンツと差別化できる程度に十分な独自性のあるコンテンツを持たないため検索順位の上位に表示される可能性は低くなる
▼ページへのコンテンツに関係のないキーワードの詰め込み
電話番号や市町村名が不自然に羅列されているページを見たことはないだろうか?そうしたページは全てこれに該当する。
▼悪意のある動作を伴うページの作成
ページ上のコンテンツの位置を変えたり操作することで、ユーザーが特定のリンクやボタンをクリックしていると認識していても、実際にはページの別の部分をクリックしたことになるようにすることやユーザーがダウンロードをリクエストしたときに意図しないファイルもダウンロード対象に含めることなど。
▼リッチ スニペット マークアップの悪用
検索一覧のタイトル下説明文(ディスクリプション)に、虚偽のレビューや、ユーザーに一切表示されない文言などを設定するなど、検索ユーザーを騙そうとして行う行為
▼Google への自動化されたクエリの送信
Google 検索結果におけるウェブサイトやウェブページのランキングを調べようとする行為が含まれます。ランキングを調べることに加えて、その他の自動化された手段で許可なく Google にアクセスすることも利用規約への違反にあたる。

リアルタイム化するペンギンアップデート

「ペンギンアップデート4.0」の実行がいつになるのか、サイト管理者(WEBマスター)達の関心を集めていたが2015年にはGoogleのJohn Mueller氏が以下のように発言してる。

 

the next Penguin update that Google plans on releasing will be real-time and hopefully by the end of the year.
「次のペンギンアップデートはリアルタイムで動き、リリースは年内を計画している」

 

これまでは、あるタイミングで蓄えられた情報に対して一括処理をして検索順位を調整するスタイルであったものを、「リアルタイム」で評価するスタイルに変更するということである。

 

これによる変化は以下の様なものになると言われている。(※2)
1)スパムはアルゴリズムによって素早く判定され、順位に反映されるようになる。
2)「リンク削除や否認」などのリカバーが素早く反映される。

 

リアルタイム化によって通常の検索エンジンのアルゴリズムに吸収されるということであるが、我々、サイト管理者には良くも悪くも、被リンクの評価が素早く分かり、評価が悪かった場合のリカバーも早くなるということなので、タイムロスも無くなり歓迎する変更ではないだろうか。