お役立ちコラム

IFTTT(イフト)でWEBサービスのパフォーマンスを倍増させる!

WEBサービスは実にたくさんある。中小・零細企業でもポピュラーなものといえばLINE、Dropbox、Googleドライブ、Evernote 、Googleカレンダー、Trelloなどであろうか。これらなら無料で一定のサービスを受けられ、スマホアプリも使いやすいので利用している人が多い。だが本当に生産性が高い使い方ができているだろうか…。そういう筆者もいつもこの使い方に悩まされてきた。
例えば、

  • Gmailで受けた依頼をEvernoteやGoogleカレンダーにもっと楽に転記できないだろうか?
  • Googleカレンダーに設定した期限を自分やメンバーにLINEで自動通知できないか?
  • Trelloで設定したタスクをLINEやチャットワークでもっと簡単にメンバーに通知できないだろうか?ついでにGoogleカレンダーに共有できないか?

チャット&メール、タスク、スケジュール、ストレージなど、それぞれ便利であるものの、全てが思い通りに連携していることはない。「これとあれは連携するが、それとこれは連携しない」という感じだ。今までは、その都度、いちいち各ソフトを立上げて、「コピペ&転記」という至極無駄なことをしていた。
そこで最近出会えたのが『IFTTT(イフト)』である。このツールであれば、先程挙げた悩みが、かなり解決できた。今回は、異なるWEBサービスを連携させる便利ツール「IFTTT」についてご紹介したい。

IFTTTとは

IFTTTは、異なるプラットフォームを連携させる基本無料のWebサービスである。先程にあげたような各Webサービスの仲介役をしてくれる。「IFTTT」という名称は、「IF This Then That」の頭文字。「もし、これをしたら、あれをする」といった意味合いである。

幅広い対応ができるIFTTT

例えば、スマートフォンの位置情報サービス(ロケーションサービス)とメールを組み合わせれば、乗換駅に着いたら、自動的に家族にメールを送るといったことが簡単に実現できる。同様に、特定のハッシュタグを付けたTwitterのつぶやきをFacebookに自動投稿するとか、Instagramの写真をDropboxにバックアップするなど、Webサービス同士を組み合わせることもできる。 IFTTT自体は、リンデン・チベット氏が2011年にサービスの提供を開始しており、決して新しいものではない。しかし、最近盛り上がりつつある「Amazon Alexa」などのAIスピーカーがIFTTTに対応しており、他のWebサービスなどと連携して利便性が増すことから、急速に注目が高まっている。IFTTTと同様のサービスとしてYahoo Japanの「myThings」や「Microsoft Flow」、「Zapier」などがあるが、対応するサービスの種類ではIFTTTが最も多い。

IFTTTの使い方

IFTTTを使ってプラットフォームを連携させるために、Applets(アプレット)の作成が必要である。アプレットとは、どのプラットフォームで何をさせるか指示するものである。元から設定されているアプレットを検索して使用する方法もあれば、自分自身で設定して好みのアプレットを作る方法もある。元から設定してあるアプレットは該当するサービスをIFTTT上で連携して「Turn on」をクリックするだけで簡単に設定できる。

IFTTTを利用するにはアカウントの作成が必要である。https://ifttt.com/ にアクセスして、画像右上にある「Sign Up」をクリックする。


ログイン後の画面の見方について説明する。
①オススメのアプレットが表示される。
②アプレットの検索ができます。Evernoteといった特定のプラットフォームやShoppingなど目的に合わせたアプレットが検索できる。
③使用しているアプレットの情報が表示される。

アプレット作成してみる

ここからは既存のアプレットではなく、1からオリジナルのアプレットを作成する手順を紹介する。右上のユーザー名をクリックして「New Applet」を選択する。

画像のように「if this then that」と記載された画面に移る。この文章を省略したのがサービス名のiftttである。「This(これ)」と「That(あれ)」というように別々のサービスをつなぎ合わせるという意味が文章に込められている。

最初に指示を出すプラットフォームを検索する画面に移行する。今回は例としてインスタグラムに投稿した写真をDropboxに保存するアプレットを作成する。まずはインスタグラムを検索する。

検索画面からインスタグラムを選択すると、インスタグラムの認証画面に移るので「Connect」をクリックする。画面右側のようにログイン画面がポップアップで表示される。ログイン情報を入力したら「Authorize」をクリックして認証完了。別のアカウントを認証したい場合は、赤線部分の「Not, ユーザー名?」からログインし直す。

選択したプラットフォームに指示を出すトリガーを選択する。動画や特定のハッシュタグが付いたコンテンツも選択できるが、今回は「インスタグラムに投稿した写真をDropBoxに保存する」アプレットを作成するので、「Any new photo by you(自身が投稿した新しい写真)」を選択する。

最初に指示を出すプラットフォームとトリガーの設定が完了したら、次に指示を出すプラットフォームの選択に移行する。Dropboxに保存する指示を出す。「that」をクリックする。

検索画面に移るので、Dropboxを検索する。認証画面に移ったら、「Connect」をクリック。「(1)登録したメールアドレス」と「(2)パスワード」を入力して「ログイン」をクリックすると認証が完了する。

次にDropboxのトリガーを設定する。指定したURLのファイルをDropboxに保存するには、「Add file from URL」を選択する。

トリガーのオプション設定に移る。
①保存する画像のURLを選択します。「Ingredient」で埋め込める項目を確認できます。登録したインスタグラムアカウントで投稿した写真を保存するので「SourceUrl」のままにする。
②Dropboxに保存するファイル名が選択できます。「Caption」にしておくとインスタグラムに写真を投稿した時のコメントがファイル名になるが、英語のみ反映されるので日本語はファイル名に反映されない。
③写真を投稿するフォルダを指定します。スラッシュで区切るとフォルダ内にあるフォルダに保存できます。例えば、画像のようにIFTTT / インスタグラムとすると、IFTTTという名前のフォルダ内にあるインスタグラムという名前のフォルダに写真が保存される。
入力が完了したら「Create action」をクリックしてする。


最終確認画面である。(1)で設定したアプレットが作動したら通知を受け取るかどうか設定できる。通知を設定すると、「My Applets」内の「Activity」でアプレットの作動状況を監視できます。
設定に間違いがなければ「Finish」をクリックして設定を完了する。

設定したアプレットを編集したい時は、「My Applets」から編集したいアプレットをクリックできる。矢印の設定マークからいつでも編集できる。
IFTTTで作ることができるアプレットは仕事だけではなく、特定の場所でスマートフォンをミュートにしたりWi-Fiをオフにしたりと、お役立ち機能としても便利に使える。

複数のソーシャルメディアを使ってマーケティングをしている方なら、同じ内容のコンテンツを異なるプラットフォームに自動で投稿することができて作業が少なく済むことも魅力である。仕事にもプライベートにも使えるIFTTTを、ぜひ活用してみたい。