東商ICT相談室

クラウドコンピューティングってなんですか?

クラウドコンピューティングって何のことですか?

クラウドとは雲の意味で、インターネットを経由して大規模データセンターのサーバーを利用することを表しています。

今まで企業では、業務用プログラムの入ったサーバーを自社内に置いて、自社のネットワーク回線を通して利用しており、個々の企業がサーバーの稼働、障害対応、セキュリティ対策など自社で行っていました。
大規模なデータセンターのコンピュータをインターネットを経由して利用することで、自社でサーバーの管理をする必要がなくなります。

これだけでは、自社サーバーの管理をデータセンターに任せていたのと同じですが、大規模データセンターでは、仮想化などの技術を利用することで、サーバー資源を無駄なく利用できるだけでなく、サーバーの容量を必要に応じて調整することができるため、余分に投資することを防ぐことが可能になります。

たとえば大学のホームページの場合、年に一度の合否発表の集中アクセスに耐えるために、多くのサーバーを用意する必要がありましたが、クラウドを利用することで必要な時期だけ、必要な分利用することが可能になります。

企業では締処理や決算の時期など大量の計算が必要になる時を想定し、余分にサーバーを用意する必要がなくなりますし、サーバーの耐用年度を気にしたり、入替を考慮する必要がなくなるのです。

また、個人の場合でも、データの保存場所として利用が進んでいます。
Googleの提供しているGmailは自分のPC内にメールを保存しているのではなく、Googleのサーバーに保存されているため、IDとパスワードだけでどこのPCからも自分のメールを見ることが可能になります。タブレットや、スマートフォンなどからも同じ内容を見ることができます。

写真や書類の保存をPCに入れていると故障するとなくなってしまうので、頻繁に別の保存場所にバックアップを取る必要がありましたが、クラウド上に保存しておくとPCが壊れても安心なだけでなく、クラウド上の写真共有サイトを利用して遠隔地の多くの人と同じ写真を見ることが可能になっています。

ソフトウェアも、PCに自分でインストールしたり、バージョンアップしたりしていましたが、クラウドの場合はインターネット回線を利用してソフトウェアの機能を利用するので自分でバージョンアップする必要がなく、いつも最新のソフトウェアを利用することができます。またソフトを購入するのではなく月額の使用料を払って利用することが多いです。

よくセキュリティが心配と言われますが、自宅に現金を置いておくのと、銀行に預けておくのでは、セキュリティに大きな差があります。
同様に自社で管理するのとは比較ができないぐらいセキュリティが厳しいので銀行などもクラウドを利用するようになってきています。