ICT活用企業紹介

ホームページの改善で問い合せ数2倍UP

士業事務所A

東京都に事務所を構える士業事務所Aは、約2年前よりホームページの改善に着手し、HP経由の問い合せ数の増加で成果をあげている。

ホームページの改善は「競合他社に負けている」の一言から

これまで比較的高齢の方からの問い合せが多かった士業事務所Aは、ホームページからの問い合せについてあまり重要視していなかった。しかしながら、ホームページ自体に力を入れていなかった訳ではなく、ページ数も多く必要な情報はそろっており、新しいサービスや、セミナー情報、メディアへの掲載情報など更新も比較的頻繁に行っていた。

そのような中、士業事務所Aの所長は、あるキーワードで検索した場合、競合の2社が常に検索上位に表示されていることに危機感を覚え、ホームページの改善に着手することを決めた。

 

ホームページのアクセス結果は予想と違っていた

同事務所のホームページの担当者は2名で広報との兼任である。担当者は、たまにアクセス数を確認するくらいで詳細な分析は行っていなかったため、HP改善の着手は、まず現状分析から始めることにした。GoogleAnalyticsの設定は数年前に行っていたため現状分析のためのデータを取得することができたことは良かった。

アクセス解析では、

・どのページがどの程度見られているか(ページビュー:PV,滞在時間)

・離脱率の多いページはどこか

・ページを見る順番はどうなっているか(ユーザーフロー)

・どのような検索キーワードでページを訪れているか

を重点にアクセスデータを確認した。

アクセス解析で得た情報は、担当者が思っていたとおりの結果もあったが、思いもよらぬページのPVが多く、主な検索キーワードであろうと予想していたキーワードでの訪問数が殆どいないなど、アクセス解析前に思っていたホームページの現状とは違っていることが分かった。主な検索キーワードであろうと予想していたキーワードでの検索順位は、2ページ目にも出てこなかった。また、訪問者はTOPページから訪れると思い込んでいたが、ランディングページのTOPページの割合は約30%弱であり、様々なサブページがランディングページであることが分かった。

 

競合他社のHPはどうなっているのだろう

競合2社に注目して、それぞれのホームページを分析した。ページは参考にするためよく見ていたので、掲載内容についてはある程度分かっていたが、ページ数がA事務所の2倍以上あったこと、目的別に複数のサイトが準備されていたことには気が付いていなかった。

 

改善案の検討

アクセス解析の結果と競合分析より、ホームページで獲得する顧客層を明確にもってページを作っていなかったことに気が付いた。新規顧客を獲得する顧客層とサービスを絞り込み、これまでSEO対策は行っていなかったため、集客する顧客層を想定したキーワードを選定し、それに合わせTOPページに掲載するコンテンツの見直しを行った。同時に、PVの多かったサブページから問い合せまでの導線を見直した。

 

改善に取り組み始めて半年でPVは30%UP

改善に取り組み始めて半年程度経ったころ、選定したキーワードのいくつかは検索結果の1ページ目に入るようになっていた。また、ページビューは30%程度アップし問い合せも増え始めた。ホームページ改善の取り組みの結果が見えてきたことから、課題となっていた全体的なデザイン(PC・モバイル)のリニューアルとコンテンツの整理にとりくむことになった。

 

1年後には問い合せ数は2倍に

その後、デザインリニューアル・コンテンツの整理・新しいサービスページの追加と改善を続け、PVは約2倍になった。更にアクセス解析の結果、問い合せフォームでの離脱が多かったため、問い合せフォームを入力しやすく変更すると、1年後には問い合せ数は2倍になっていた。

A事務所は、その後も「検証→仮説→施策実行→検証・・・」と改善を続けている。改善の結果が見え、「次は何をしてみよう」と積極的な動きがでてきた。現在は、他社との差別化を押し出したサービスページ、ブランディングのためのブログ開始等とコンテンツの充実を図っているところだ。