ICT活用企業紹介

LINE公式アカウントの友だち登録率を大幅に伸ばした方法

居酒屋A店

LINE@がLINE公式アカウントに

国内利用者数7,800万人以上、アクティブ率85%という驚異的な数字を叩き出しているLINEですが、ビジネスでも国内のみで300万件以上の店舗や企業がアカウントを開設し、盛り上がりを見せています。
このビジネス利用のLINEを、今までLINE@(ラインアット)と呼んでいましたが、この春にLINE公式アカウントという形に変更になりました。まずは、LINE@からLINE公式アカウントになって何が変わったかを簡単に解説します。

1.有料プランの配信数が上限を超えると従量課金になる

LINE公式アカウントには次の3つのプランがあります。

  • フリープラン…1,000通まで無料
  • ライトプラン…15,000通までで月額5,000円
  • スタンダードプラン…45,000通までで月額15,000円

そして、ライトプランとスタンダードプランは、上限のメッセージを超えた追加メッセージに最大5円/通までの従量課金が課せられますので、上限を大幅に超える配信をする場合は注意が必要です。

2.フリープランで配信できる友だち数が大幅に増える

LINE@の時の投稿のカウントは吹き出し数でした。それが、今回は、配信数に変更になります。例えば、フリープランは、上限1,000なのですが、LINE@では、メッセージと画像を送ると吹き出し数は2となり、この場合、実質1ヶ月に500人にしか送れませんでした。しかし、今回の変更で、吹き出し数から配信数になったので、1配信で吹き出しが2つになっても1配信です。つまり、フリープランで配信できる友だち数が大幅に増えることになります。

他にもフリープランでリッチメッセージやリッチメニューが使えるようになったなど、フリープランの使い勝手が格段に良くなったのですが、その辺りの説明は割愛させていただきます。

LINE公式アカウントで友だち登録率を大幅に伸ばした方法

このようにフリープランでもかなり使いやすくなったLINE公式アカウントですが、ビジネスでLINE公式アカウントを始めて最初につまずくのは、友だち集めです。本コラムでは、筆者のクライアント飲食店で、友だち登録率を大幅に伸ばした方法を紹介します。

とある居酒屋A店は、LINE公式アカウント(LINE@)をしていたのですが、友だち登録がなかなか増えませんでした。友だち登録をしていただいたときの特典は、「ドリンク一杯無料」です。この特典で、LINE公式アカウントのデフォルトのQRコード付きのPOPを印刷して使っていました。スタッフもお客様に友だち登録していただけるよう、声かけをするのですが、なかなか友だちになってもらえず、そのうち声かけもしなくなってしましました。そこで、次のように変えました。

1.友だち追加の特典をただのクーポンではなく抽選方式にした

「友だち登録したらドリンク1杯無料」では楽しくないので、友だち登録したら抽選で、「ドリンク1杯無料クーポン」と「コース料理無料クーポン」が当たるようにしました。抽選は、LINE公式アカウントのデフォルト機能です。ドリンク1杯無料クーポンは、最高確率の99%、コース料理無料ペアクーポンは1〜3%くらいの当選確率にしました。コース料理無料ペアクーポンはもちろん、ほとんど当たらないのですが、これによりエンターテイメント性が出て、お客様が面白がって友達登録するようになりました。
ちなみに、ドリンク1杯無料クーポンは1%の確率で外れるのですが、もし外れたら、それこそ強運ということで、ドリンク1杯無料以上のサービスをしようというルールを決めました。(でも、ドリンク1杯無料クーポンが、ハズレた人はまだ見ていません)
この施策で、友だち追加率が大幅に伸びました。数字的には、今までほとんど友だち増やしの努力をしなくなっていたので、月数人から月数十人といった感じで、20〜30倍の伸び率です。

2.常連さんから声かけを始め意識を変えた

1を行ったときに、友だち集めPOPをお店で手書きで作りテーブルに置きました。また、スタッフのこれまでの「お客様に声かけしても友だち登録してもらえないトラウマ」を取り除くために、声かけは常連さん中心からはじめました。これにより、常連さんは、この抽選を楽みながら友だち追加をしてもらえるので、以前のトラウマが少しずつ取れてきました。
また、常連さんから声かけしたのは、もう一つ理由があります。LINE公式アカウントは、新規のお客様に割引をするサービスではなく、常連のお客様に還元するためツールであると定義し、この考えをスタッフに理解してもらうためです。

3.友だち追加POPをわかりやすくした

お店で作った手書きのPOPは、お店のオリジナリティがあり悪くなかったのですが、お客様の反応も良かったので、もっと反応率を上げるために、テーブルに常設する友だち集めPOPをデザインして作り直しました。内容はほとんど手書きのPOPと同じです。売れるPOPやチラシのノウハウを取り入れてPOPを作り直したところ、今度は、声かけをしなくても、友だち追加数が増えるようになりました。伸び率としては、20〜30%増くらいです。

4.声かけの必勝のタイミングを発見した

ある日、アルバイトの一人が、声かけのタイミングで友だち登録率が80%以上になるタイミングを見つけました。これを店内で共有して他のスタッフもやってみたところ、簡単に再現しました。
こんな方法です。今までは、おしぼりやお水を持っていった時に、LINE公式アカウントの声かけをしていたのですが、最初のドリンクのおかわりの注文時に「今、LINEの友だちになってもらえますと、99%の確率でドリンク1杯無料になりますよ。万が一、はずれても私が店長と掛け合って、なんとかします!」という感じで声かけをするのです。
この声かけのタイミングにより、常連のお客様以外のお客様も抽選を楽しみながら、友達登録をしていただけるようになりました。これは、必勝パターンとなり、友だち登録をしてもらえる確率が格段に伸びたのです。アルバイトスタッフ、すごいです。

LINE公式アカウントの友だち登録率を伸ばす方法のまとめ

このようにして、このA店は、自分なりの友だち集めの必勝パターンを作り、順調に友だちを集めているのですが、最後に、今回の友だち登録率を伸ばすポイントをまとめます。

1.友だち追加時のオファーは楽しめるようにする

どのお店に言っても友だち追加のオファーが、「ドリンク1杯無料」などが多いですが、LINEには無料で使える機能がいろいろあるので、お客様もスタッフも楽しめるオファーを考えると友だち登録率が上がります。ポイントは楽しいことです。

2.声かけは常連のお客様から

スタッフに成功体験を積ませるため、そして、LINE公式アカウントは、リピート対策のツールであることを理解してもらうため、常連のお客様から声かけの経験をさせるといいでしょう。

3.友だち集めPOPはオリジナルで。POPの作り方で反応率は変わる

友だち集めPOPは、LINEデフォルトのものではなく、オリジナルで作りましょう。POPの作り方によって、友だち追加の反応率が大きく変わってきます。

4.やはり声かけ。声かけの必勝パターンを見つける

やはり友だちを増やすのは、声かけが必須です。このお店のように、お店で情報共有して、必勝パターンを見つける努力をしましょう。

以上、今回は、LINE公式アカウントの大きな変更点と友だちを集めるポイントについてお話しました。あなたのビジネスに参考になれば幸いです。ありがとうございました。